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ウイングレットとは、どの部分かと
いうとみなさんは飛行機の両翼の
翼端(翼のはしっこ)が少し上方に
折れ曲がっている、そんな翼を見たことありませんか?
おそらくあまり小さい空港では
見られないと思いますが基本的に
外国の空港へ飛んでいく飛行機が
あるような国際空港であれば必ず
見ることができると思います。
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この翼の端っこが上方に折れ曲がった部分のことをウイングレットと言います。なんだか名前も格好いいし、実際に実物を見てみても格好いいんですよ。
もちろん外観を格好よくするためにウイングレットがついているわけでは
ありません。これはアメリカ航空宇宙局NASAのウイットコムさんと言う人が
考え出したそうですがちゃんとウイングレットには役割があります。
飛行機は飛行中に必ず翼上面の圧力が低く、翼下面の圧力が高い状態になっています。この理由については省略します。そういうものだと
思っていてください。
このような状態だと、気圧の高い方から低い方に向けて吹く風と一緒で
翼の場合にも下の図のように翼下面から横を通って翼上面に流れ込もうとする空気の流れが発生します。(下図は私の手作りな図のため、下手で
すみません。)飛行機を真正面から見た図と思ってください。真ん中の丸が
胴体で、両側に出っ張っているのが主翼です。

Wake turbulenceの発生 |
飛行中は常にこのような翼下面から上面に向って回り込もうとする空気の流れができています。これはwake turbulence(ウェイク タービュランス)と呼ばれていて飛行機自らが作り出す乱流です。飛行機は前進してるのでこれがらせん状になって飛行機後方に次から次へと流れでていく形になります。
そしてこれが飛行機にとって大きな抵抗となり燃料も余計に多く使用してしまう原因になるのです。
この下面から上面に流れ込んでくるwake turbulenceの流れをせき止めて
少しでも抵抗を軽減させるのがウイングレットの役割となります。
ウイングレットをつけて、飛行距離が長ければ長い程、多くの燃料節約に
なるわけです。
ここで燃料の節約につながるのであれば、「全ての飛行機にウイングレットを
装備すればいいじゃないか?」と考えられますが、それだと少し誤解が
生じます。
ウイングレットは飛行機によって最適な効果を発揮できる取り付け角などが
決まっています。それに加えて飛行機はいつも同じ姿勢で飛んでいるわけではありません。(離陸時と水平飛行時の飛行機の姿勢は明らかに異なります
よね?)例えば、離陸時の姿勢でウイングレットが最適な効果を発揮するように取り付けると水平飛行時は大きな抵抗になってしまいます。
そのため国内線など比較的飛行距離が短いと離陸→水平飛行→着陸と姿勢の変化が早く、逆に国際線など飛行距離が長いと、水平飛行の時間が長い、すなわち飛行機の姿勢がほぼ一定の時間が長いので、水平飛行時にウイングレットが最適な効果を発揮できるように装備してあげれば長い時間有効な効果を得る事ができるのです。
ですので、小さい空港よりは国際線が飛び交うような大きな空港で比較的よくウイングレットのついた飛行機を見る事ができるようです。
また以前にBoeing 747-400という飛行機を操縦していたパイロットから聞いた話しですが、ウイングレットはあとから取り付けることも可能なそうです。しかし、ウイングレットを一旦取り付けてと取り外すのは不可能だ
そうです。ただし、機体生産時に既にウイングレットが装備されていた機材に限っては取り外しは可能だそうです。
wake turbulenceはパイロットにとって結構注意しなくてはいけないもので
ゆっくり飛んでいて、重量が重く、ランディングギア(着陸装置)等を出して
いない状態で飛んでいる飛行機ほど作り出すwake turbulenceの威力は
大きく、この中に小さな飛行機が入ってしまうとひっくり返されるそうです。
なので仮に大型機が離着陸したあとに小さな飛行機が続いて
離着陸する場合、そのパイロットは特に注意が必要となります。 |
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