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空港にあるマーキングで一つ面白いことをお話します。

まず写真を見てください。これは東京にある調布飛行場で体験飛行した
ときに撮った写真でコックピット内
から撮りました。そして前方に見えるのはこれから着陸するRunway
(滑走路)です。

ちょっとわかりにくいですが滑走路
手前に35という数字が書いてあるのわかりますか?

↑↑調布飛行場Runway 35

↑↑調布飛行場へのLanding


この数字は一体何を表していると
思いますか?私はこれを初めて
知ったときちょっとトリビア的だなぁと思いました。

早速説明します。この数字ですが
方角(磁方位)を表しているんです。

例えばこの数字が36と書いてあればそれは方位磁石が指す北とほぼ一致します。ただし、確実に一致するというわけではありません。
それは後述します。



具体的にどういうことかと言うと、北を0度(360度)として時計回りに
10度刻みで取っていくと当然90度は東、180度は南、270度は西ということに
なりますね。ちなみに45度だと北東ですね!

滑走路の端っこには必ずこのようなナンバーが書かれていて
(ランウェイナンバーと呼びます。)頭の数字二桁で表します。

ですからこの写真の35とは350度方向のことで、つまりこの飛行機は北北西〜北の間の方角に向かって着陸しようとしているのです。

ここで一つ気になるのは滑走路って長方形ですよね?ということはこの写真の向こう側から着陸しようとした場合、ランウェイナンバーはどんな数字になっていると思いますか?

そうです、ちょうど逆方向なので350度−180度=170度、つまり17という数字が書かれているわけです。ですので、滑走路のこの数字を見れば
ある程度の方角がわかるわけです。


ただ先ほども言いましたが、例えば36と書いてあるからと言って必ずしも
真北と一致するわけではありません。もちろん一致する場合もあるのですが
一致しない場合があるのはなぜなのでしょうか?

答えはこの数字というのは10度刻みで取っているということです。
ですので11度とか132度方向に滑走路が伸びていてもそのような表示は
しないわけです。

そのため、例えば36と表されていると正確には355度〜004度の間のどこかの方向を表していることになります。01と表されていればそれは005度から
014度の間のどこかの方向ということになります。なので36と書いてあっても
厳密には真北とは限らないわけです。

ランウェイナンバーを書いておく目的の一つを話しておきます。

滑走路は長方形をしています。仮に東西に滑走路が伸びていたら管制官は
この滑走路に着陸しなさいとパイロットに指示してもパイロットは東向きに
着陸するのか、それとも西向きに着陸するのかわかりませんよね!
ランウェイナンバーをつけることによって確実な指示を出せるのです。

実際に管制官は着陸体勢にあるパイロットに「Runway 36 clear to land
(滑走路36に着陸していいよ)」と言ったような指示を出しています。
これによって着陸する滑走路が確実に決まるのです。






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